NOTEBOOK-こぼれ話
今後も確定的、外資系メーカーの取引卸削減
2023年9月1日号
グラクソ・スミスクラインが3月末に断行した取引卸の削減は、対象卸の業績に大きく影響を及ぼし、決算書などで説明せざるを得ない状況に陥った。 最も影響を受けたのはスズケンで、取引を失った結果、24年3月期第1四半期は前年同期比▲152億円の減収要因となった。バイタルケーエスケー・ホールディングスもGSKと明言しなかったが、「一部メーカーの取扱い停止」などにより医薬品卸売事業はほぼ横ばいで着地している。一方、取引継続のアルフレッサホールディングスは増収効果が発生。明暗が見事に分かれた。 GSKの卸絞り込みは一段落したものの、卸が安心できないのは、他の外資系メーカーの追随が確定的だからだ。次の焦点は「24年3月末」。水面下では、コンサル会社を活用して卸絞り込みの影響などを調査する動きが一部で見られている。そのほか、取引卸に対して、今後どのような「価値」を提供で...
グラクソ・スミスクラインが3月末に断行した取引卸の削減は、対象卸の業績に大きく影響を及ぼし、決算書などで説明せざるを得ない状況に陥った。 最も影響を受けたのはスズケンで、取引を失った結果、24年3月期第1四半期は前年同期比▲152億円の減収要因となった。バイタルケーエスケー・ホールディングスもGSKと明言しなかったが、「一部メーカーの取扱い停止」などにより医薬品卸売事業はほぼ横ばいで着地している。一方、取引継続のアルフレッサホールディングスは増収効果が発生。明暗が見事に分かれた。 GSKの卸絞り込みは一段落したものの、卸が安心できないのは、他の外資系メーカーの追随が確定的だからだ。次の焦点は「24年3月末」。水面下では、コンサル会社を活用して卸絞り込みの影響などを調査する動きが一部で見られている。そのほか、取引卸に対して、今後どのような「価値」を提供できる
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