医薬経済オンライン

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検証 医薬品と[特許]

後発品とその紛争―その1(後発品とバイオシミラー)

第20回

元大阪大学大学院 経済学研究科講師 西口博之

2023年9月15日号

 後発品に関してはこれまで22年5月1日号から7月15日号の3回にわたって、特許をめぐる紛争として、①試験または研究の例外、②方法発明に係わる差止請求権の行使範囲、③特許存続期間の延長、④権利の消尽、⑤均等論などが存在する──ことを紹介した。そのなかでも後発品の存続をめぐる紛争として、「パシーフカプセル」「アバスチン」「オキサリプラチン」、均等論として「マキサカルシトール」などを簡単に説明した。  今号からの連載ではこれら4つの事例に加えて、さらにバイオシミラーに対する初の特許侵害事例としてのハーセプチンのほか、「先使用権」という他者が行った特許出願の時点でその特許出願に関わる発明の実施による事業、その事業の準備をしていた者に認められる権利が議論された「ピタバスタチン」も踏まえ詳細な内容を説明したい。  後発品に関してはこれまで22年5月1日号から7月15日号の3回にわたって、特許をめぐる紛争として、①試験または研究の例外、②方法発明に係わる差止請求権の行使範囲、③特許存続期間の延長、④権利の消尽、⑤均等論などが存在する──ことを紹介した。そのなかでも後発品の存続をめぐる紛争として、「パシーフカプセル」「アバスチン」「オキサリプラチン」、均等論として「マキサカルシトール」などを簡単に説明した。  今号からの連載ではこれら4つの事例に加えて、さらにバイオシミラーに対する初の特許侵害事例としてのハーセプチンのほか、「先使用権」という他者が行った特許出願の時点でその特許出願に関わる発明の実施による事業、その事業の準備をしていた者に認められる権利が議論された「ピタバスタチン」も踏まえ詳細な内容を説明したい。

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