薬価キーワード ざっくり解説!
新薬創出加算の累積額控除
第24回 加算額の一括「返還」
2023年9月15日号
果たしてこの説明でわかるだろうか?新薬創出・適応外薬解消等促進加算の累積額控除は「これまで受けた新薬創出加算の累積額を控除する」仕組みになる。これでは表現が硬く、わかりにくいので、もう少しイメージしやすい言葉に置き換えると、加算額を一括で「返還する」ということだ。
新薬創出加算の制度的な位置付けは「特許期間中の革新的な新薬について、市場実勢価格に基づく薬価の引き下げを猶予する」というもの。本来なら、薬価と市場実勢価格と差分を薬価改定時に引き下げることになるが、新薬創出加算の対象品目は、計算上、一旦下げたところから、差分を穴埋めする格好で加算を上乗せしている。市場実勢価格に加算が乗っかり、改定前薬価を維持しているわけだ。
しかし、特許が切れて後発品が出た場合(または薬価収載から15年経過した場合)には、その次の薬...
果たしてこの説明でわかるだろうか?新薬創出・適応外薬解消等促進加算の累積額控除は「これまで受けた新薬創出加算の累積額を控除する」仕組みになる。これでは表現が硬く、わかりにくいので、もう少しイメージしやすい言葉に置き換えると、加算額を一括で「返還する」ということだ。
新薬創出加算の制度的な位置付けは「特許期間中の革新的な新薬について、市場実勢価格に基づく薬価の引き下げを猶予する」というもの。本来なら、薬価と市場実勢価格と差分を薬価改定時に引き下げることになるが、新薬創出加算の対象品目は、計算上、一旦下げたところから、差分を穴埋めする格好で加算を上乗せしている。市場実勢価格に加算が乗っかり、改定前薬価を維持しているわけだ。
しかし、特許が切れて後発品が出た場合(または薬価収載から15年経過した場合)には、その次の薬価改
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