財界論
財界と国際感覚
第36回 国内調整派時代は終わり
茨城大学名誉教授 古賀純一郎
2023年9月15日号
財界に国際感覚は必要なのか。海外に滅法強く、発信力抜群の新浪剛史(64歳)サントリーホールディングス(HD)社長が4月末に経済同友会の代表幹事に就いたのを機に改めてこれに焦点が集まっている。国内重視のこれまでとは対照的に世界をまたにかけ八面六臂の活躍を続けていることが注目されていることの証左でもある。
物議を醸すが突破力はある
外交官志望の新浪は慶應義塾大学在学中に米スタンフォード大学へ。三菱商事入社後、今度はハーバード大学でMBA(経営学修士)を取得。帰国後、社内ベンチャーを立ち上げ5年で売上げを10倍にした。手腕が評価されてローソン社長へ、14年5月には三顧の礼を受けて同HD社長に転身した。
突破力は官界も見逃さず、政府の税制調査会特別委員や経済財政諮問会議の民間議員に起用されている。マスコミへの露出度はと...
財界に国際感覚は必要なのか。海外に滅法強く、発信力抜群の新浪剛史(64歳)サントリーホールディングス(HD)社長が4月末に経済同友会の代表幹事に就いたのを機に改めてこれに焦点が集まっている。国内重視のこれまでとは対照的に世界をまたにかけ八面六臂の活躍を続けていることが注目されていることの証左でもある。
物議を醸すが突破力はある
外交官志望の新浪は慶應義塾大学在学中に米スタンフォード大学へ。三菱商事入社後、今度はハーバード大学でMBA(経営学修士)を取得。帰国後、社内ベンチャーを立ち上げ5年で売上げを10倍にした。手腕が評価されてローソン社長へ、14年5月には三顧の礼を受けて同HD社長に転身した。
突破力は官界も見逃さず、政府の税制調査会特別委員や経済財政諮問会議の民間議員に起用されている。マスコミへの露出度はとい
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