医薬経済オンライン

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敗訴で露呈した大正製薬の「商売の原理」

キングカズに謝罪要求で何を得たかったのか

2023年10月1日号

 企業が莫大な金額を費やす広告宣伝で、消費者は広告主の本性までを知ることはできない。広告の世界は、素晴らしい謳い文句で「お化粧」された姿が映し出される。それは企業にとって、世間からの「イメージ」がいかに重要であるかの裏返しで、イメージダウンが命取りになるのは、ジャニーズ事務所の性加害問題でも改めて証明された。  広告を熟知するOTC薬業界の盟主、大正製薬は「ラグビーワールドカップ2023」の公式サプライヤーを務めるなど「ラグビー普及を応援する企業」のイメージをつくり上げた。日本代表も手厚く支援し、世界に挑む桜の戦士たちの練習ウェアには、しっかりと「リポビタンD」のロゴがデザインされ、その宣伝効果は絶大だろう。露出度の高さから、国内トップの製薬企業と見間違えられることもしばしばある。  そんなイメージを大切にする...  企業が莫大な金額を費やす広告宣伝で、消費者は広告主の本性までを知ることはできない。広告の世界は、素晴らしい謳い文句で「お化粧」された姿が映し出される。それは企業にとって、世間からの「イメージ」がいかに重要であるかの裏返しで、イメージダウンが命取りになるのは、ジャニーズ事務所の性加害問題でも改めて証明された。  広告を熟知するOTC薬業界の盟主、大正製薬は「ラグビーワールドカップ2023」の公式サプライヤーを務めるなど「ラグビー普及を応援する企業」のイメージをつくり上げた。日本代表も手厚く支援し、世界に挑む桜の戦士たちの練習ウェアには、しっかりと「リポビタンD」のロゴがデザインされ、その宣伝効果は絶大だろう。露出度の高さから、国内トップの製薬企業と見間違えられることもしばしばある。  そんなイメージを大切にする大

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