医薬経済オンライン

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現場が望む社会保障制度

かかりつけ医の新制度を実効的にするための選択肢

第101回

ニッセイ基礎研究所主任研究員 三原 岳

2023年10月1日号

 昨年末に決着した「かかりつけ医機能」の制度整備では、身近な病気やケガへの対応とか、在宅医療などの現状を地域単位で可視化するとともに、都道府県や地域の医師会による協議を経て、機能の充実を図ることになった。  だが、約30年前のモデル事業の顛末を取り上げた第100回(23年9月1日号)で指摘したとおり、自治と実践によるボトムアップだけで、かかりつけ医機能が持続的に維持、拡大するかどうか疑わしい。  そこで、診療報酬による誘導を含めた制度面でのテコ入れを意識する必要がある。かかりつけ医機能の強化を検証する5回シリーズの最終回では、今後に求められる対応や選択肢を論じる。  昨年末に決着した「かかりつけ医機能」の制度整備では、身近な病気やケガへの対応とか、在宅医療などの現状を地域単位で可視化するとともに、都道府県や地域の医師会による協議を経て、機能の充実を図ることになった。  だが、約30年前のモデル事業の顛末を取り上げた第100回(23年9月1日号)で指摘したとおり、自治と実践によるボトムアップだけで、かかりつけ医機能が持続的に維持、拡大するかどうか疑わしい。  そこで、診療報酬による誘導を含めた制度面でのテコ入れを意識する必要がある。かかりつけ医機能の強化を検証する5回シリーズの最終回では、今後に求められる対応や選択肢を論じる。

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