医薬経済オンライン

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上昌広の日本医療の診立て

武見新厚労相は何をすべきか

第37回 国家統制による護送船団方式が医療・医薬品の世界を蝕んだ

医療ガバナンス研究所理事長

2023年10月1日号

  武見敬三氏が厚生労働相に就任した。日本医師会(日医)が推薦する議員を岸田文雄首相が抜擢したことに、世間の注目が集まっている。  私は武見氏と仕事をしたことがある。新型コロナウイルス流行当初のことだ。当時、自民党の行政改革推進本部長を務めていた塩崎恭久元厚労相に頼まれ、提言の作成を手伝ったのだ。武見氏は、党新型コロナウイルス関連肺炎対策本部・感染症対策ガバナンス小委員会の委員長で、塩崎氏と協力関係にあった。  その後、何度かコロナ関連のテレビ番組でご一緒した。田原総一朗氏の番組が多かった。田原氏が「私は発言を規制しません。コロナ対策本部の感染症対策ガバナンス小委員会の委員長ですから、何を言っても大丈夫です」と水を向けると、「私はどこでも正論を言うので、ぶつかってしまう」と武見氏は返した。田原氏は武見氏を信頼し...   武見敬三氏が厚生労働相に就任した。日本医師会(日医)が推薦する議員を岸田文雄首相が抜擢したことに、世間の注目が集まっている。  私は武見氏と仕事をしたことがある。新型コロナウイルス流行当初のことだ。当時、自民党の行政改革推進本部長を務めていた塩崎恭久元厚労相に頼まれ、提言の作成を手伝ったのだ。武見氏は、党新型コロナウイルス関連肺炎対策本部・感染症対策ガバナンス小委員会の委員長で、塩崎氏と協力関係にあった。  その後、何度かコロナ関連のテレビ番組でご一緒した。田原総一朗氏の番組が多かった。田原氏が「私は発言を規制しません。コロナ対策本部の感染症対策ガバナンス小委員会の委員長ですから、何を言っても大丈夫です」と水を向けると、「私はどこでも正論を言うので、ぶつかってしまう」と武見氏は返した。田原氏は武見氏を信頼してい

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