日本が分割統治される危機② | 医薬経済オンライン

平時医療体制の破綻に備える〜電光石火こそ最良の有事医療〜

日本が分割統治される危機②

第181回　中国の太平洋進出の企図

埼玉県国民保護協議会委員　照井資規

2023年10月1日号

　9月19日夜（日本時間20日午前）国際連合総会が開催されている米ニューヨークの国連本部で、首脳級演説初日の最後に、岸田文雄首相が登壇した。しかし、今年は米国以外の拒否権を握る常任理事国、英仏中露が欠席しており、フロア側にも空席が目立ったため、日本の考えを大国に十分に伝えられたかは疑わしい。　岸田首相は、同日の一般討論演説でも、核軍縮の議論促進を支援するため、海外の研究機関・シンクタンクに30億円を拠出すると明らかにしたが、日本が巻き込まれるであろう核戦力の脅威は、その研究成果を待つ暇もないほどに逼迫した状況にある。　一方で18日にスイスのジュネーブで開催された、国連の常設理事会のひとつである人権理事会で、沖縄県の玉城デニー知事が、在日米軍基地が沖縄県に集中している現状を説明。米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設計画に... 　9月19日夜（日本時間20日午前）国際連合総会が開催されている米ニューヨークの国連本部で、首脳級演説初日の最後に、岸田文雄首相が登壇した。しかし、今年は米国以外の拒否権を握る常任理事国、英仏中露が欠席しており、フロア側にも空席が目立ったため、日本の考えを大国に十分に伝えられたかは疑わしい。　岸田首相は、同日の一般討論演説でも、核軍縮の議論促進を支援するため、海外の研究機関・シンクタンクに30億円を拠出すると明らかにしたが、日本が巻き込まれるであろう核戦力の脅威は、その研究成果を待つ暇もないほどに逼迫した状況にある。　一方で18日にスイスのジュネーブで開催された、国連の常設理事会のひとつである人権理事会で、沖縄県の玉城デニー知事が、在日米軍基地が沖縄県に集中している現状を説明。米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設計画に関

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