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INTERVIEW

インタビュー・イズミ薬品代表取締役社長 角良平

「商品不足」が破産の引き金

2023年10月15日号

 毎年薬価引き下げ、原材料費高騰などの大逆風を受け、急速に事業環境が悪化する後発品業界。政府の使用促進策による恩恵を享受してきたが、「官製バブル」ははじけた。潮流に乗って拡大路線を突き進んだ小林化工や日医工の製造・品質不祥事に端を発した供給不足問題も収束の兆しはなく、「ジリ貧」ぶりが鮮明だ。 「ゾロ」などと揶揄された時代から後発品メーカーと二人三脚で歩んできた後発品販社も青息吐息。最大手の西部沢井薬品(福岡県北九州市)は生き残りを賭けてメディカル一光(三重県津市)と9月1日付で事業統合した。後発品メーカーの経営環境に大きく左右される販社は、総じて岐路に立たされており、そうした状況下で大阪府を商圏とする「イズミ薬品」(大阪府堺市)が8月10日に事業停止。大阪地裁に破産申請することを決めた(11日現在破産申請準備中)。  イズ...  毎年薬価引き下げ、原材料費高騰などの大逆風を受け、急速に事業環境が悪化する後発品業界。政府の使用促進策による恩恵を享受してきたが、「官製バブル」ははじけた。潮流に乗って拡大路線を突き進んだ小林化工や日医工の製造・品質不祥事に端を発した供給不足問題も収束の兆しはなく、「ジリ貧」ぶりが鮮明だ。 「ゾロ」などと揶揄された時代から後発品メーカーと二人三脚で歩んできた後発品販社も青息吐息。最大手の西部沢井薬品(福岡県北九州市)は生き残りを賭けてメディカル一光(三重県津市)と9月1日付で事業統合した。後発品メーカーの経営環境に大きく左右される販社は、総じて岐路に立たされており、そうした状況下で大阪府を商圏とする「イズミ薬品」(大阪府堺市)が8月10日に事業停止。大阪地裁に破産申請することを決めた(11日現在破産申請準備中)。  イズミ

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