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長期収載品G1品目の撤退ルール

第26回 撤退したくてもできない

2023年10月15日号

 果たしてこの説明でわかるだろうか?長期収載品G1品目の撤退ルール(スキームとも呼ぶ)は「早期に後発品の増産体制が整備される場合に、G1品目は市場から撤退することができる」というものだ。これで、どんなルールかは漠然とイメージできるものの、具体的なことはわからない。加えて問題になっているのは、ルールどおりに、G1品目の撤退がどんどん進んでいるかと言えば、まったくそうなっていないことだ。  まずG1品目が何かを簡単におさらいすると、後発品上市から10年経過後、後発品への置き換え率が「80%以上」となっている長期収載品を指す。その後、6年かけて後発品と同一価格まで引き下げることになっている(2年後に後発品の2.0倍、4年後に1.5倍、6年後に1.0倍)。G1撤退ルールは、長期収載品を持つメーカーが申請をすれば、6年を待たずに撤退が可能になる仕組みだ。 ...  果たしてこの説明でわかるだろうか?長期収載品G1品目の撤退ルール(スキームとも呼ぶ)は「早期に後発品の増産体制が整備される場合に、G1品目は市場から撤退することができる」というものだ。これで、どんなルールかは漠然とイメージできるものの、具体的なことはわからない。加えて問題になっているのは、ルールどおりに、G1品目の撤退がどんどん進んでいるかと言えば、まったくそうなっていないことだ。  まずG1品目が何かを簡単におさらいすると、後発品上市から10年経過後、後発品への置き換え率が「80%以上」となっている長期収載品を指す。その後、6年かけて後発品と同一価格まで引き下げることになっている(2年後に後発品の2.0倍、4年後に1.5倍、6年後に1.0倍)。G1撤退ルールは、長期収載品を持つメーカーが申請をすれば、6年を待たずに撤退が可能になる仕組みだ。

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