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いつの間にか新薬創出加算の手直しに

製薬業界「新薬価制度提案」、絶好機のはずが

2023年11月1日号

「革新的新薬は実勢価改定から除外し、シンプルに薬価維持を」  日本製薬工業協会が「患者アクセス促進・薬価維持制度」と銘打ち、導入を求めたのは、22年9月のことだ。厚生労働省の「医薬品の迅速・安定供給実現に向けた総合対策に関する有識者検討会」で、製薬協の岡田安史会長(当時、エーザイ代表執行役COO)が説明した。  00年の試行導入から10数年が経過し、新薬創出・適応外薬解消等促進加算については「一定の役割を果たした」と“終わり”を見据えた表現を用いて、新制度への移行の必要性を訴えていた。  有識者検討会が報告書案をまとめた23年6月には、製薬協など日米欧の製薬3団体で声明を発表。 「特許期間中の薬価が維持されていない」といった業界側の主張が課題として捉えられ「その解決のための大枠の方向性が示されたことに感謝の意... 「革新的新薬は実勢価改定から除外し、シンプルに薬価維持を」  日本製薬工業協会が「患者アクセス促進・薬価維持制度」と銘打ち、導入を求めたのは、22年9月のことだ。厚生労働省の「医薬品の迅速・安定供給実現に向けた総合対策に関する有識者検討会」で、製薬協の岡田安史会長(当時、エーザイ代表執行役COO)が説明した。  00年の試行導入から10数年が経過し、新薬創出・適応外薬解消等促進加算については「一定の役割を果たした」と“終わり”を見据えた表現を用いて、新制度への移行の必要性を訴えていた。  有識者検討会が報告書案をまとめた23年6月には、製薬協など日米欧の製薬3団体で声明を発表。 「特許期間中の薬価が維持されていない」といった業界側の主張が課題として捉えられ「その解決のための大枠の方向性が示されたことに感謝の意を表

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