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コロナからは免れたのに

2023年11月1日号

 新型コロナウイルスが感染症法上の5類になってやれやれと思っていたら、最近よく耳にするようになったのは、奇妙なことに、子どもの感染症の増加に関するニュースだ。溶連菌、アデノウイルス、RSウイルス、夏かぜウイルスなど、季節外れの感染症が吹き荒れてきた。 コロナ対策で、コロナ以外の免疫獲得が不十分でのことらしい。こうした変化は、自宅で過ごしていた乳幼児が保育園に入園し、集団生活を始めてさまざまな感染症に罹患する経過と似ている、という。こうして必要な免疫を獲得し、年に5〜6回ひく風邪も、就学前には2〜3回に減ってくる。 海外の研究発表だが、集団生活を始めると1ヵ月あたりの感冒症状のある日数は増加し、入園2ヵ月後でピークとなるが、その後徐々に収束し、1年後にはほぼ差がなくなる。 今回のコロナ後の感染増加は、コロナ後の社会に戻る一時的な過程と見てよいのでは...  新型コロナウイルスが感染症法上の5類になってやれやれと思っていたら、最近よく耳にするようになったのは、奇妙なことに、子どもの感染症の増加に関するニュースだ。溶連菌、アデノウイルス、RSウイルス、夏かぜウイルスなど、季節外れの感染症が吹き荒れてきた。 コロナ対策で、コロナ以外の免疫獲得が不十分でのことらしい。こうした変化は、自宅で過ごしていた乳幼児が保育園に入園し、集団生活を始めてさまざまな感染症に罹患する経過と似ている、という。こうして必要な免疫を獲得し、年に5〜6回ひく風邪も、就学前には2〜3回に減ってくる。 海外の研究発表だが、集団生活を始めると1ヵ月あたりの感冒症状のある日数は増加し、入園2ヵ月後でピークとなるが、その後徐々に収束し、1年後にはほぼ差がなくなる。 今回のコロナ後の感染増加は、コロナ後の社会に戻る一時的な過程と見てよいのではない

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