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NOTEBOOK-こぼれ話

日医現職会長を直撃する財務省のマイナス改定提案

2023年11月15日号

 24年度診療報酬改定に向け、財務省が強烈なパンチを放った。11月1日の財政制度等審議会財政制度分科会で、診療所の良好な経営状況を踏まえ、初・再診料の引き下げや、リフィル処方箋が普及するまでの処方箋料の時限的引き下げなどにより「診療報酬本体をマイナス改定」にすべきと提言した。まさに診療所狙い撃ちである。 24年度改定は介護報酬と障害福祉サービス等報酬を加えたトリプル改定で極めて複雑な議論が予想されていた。しかし、財務省は本体マイナスを強行に主張、医療・医薬品業界は大騒ぎとなっている。本体は医師の「技術料」と理解されている。だが、病院での手術のような技術料はわかりやすいが、診療所の技術料とは何なのか、実ははっきりしていない。医師は処方する医薬品を選ぶのも技術料と言っている。 財務省はこうした論理をあえて無視、あえて診療所に医師の技術料はないと踏み...  24年度診療報酬改定に向け、財務省が強烈なパンチを放った。11月1日の財政制度等審議会財政制度分科会で、診療所の良好な経営状況を踏まえ、初・再診料の引き下げや、リフィル処方箋が普及するまでの処方箋料の時限的引き下げなどにより「診療報酬本体をマイナス改定」にすべきと提言した。まさに診療所狙い撃ちである。 24年度改定は介護報酬と障害福祉サービス等報酬を加えたトリプル改定で極めて複雑な議論が予想されていた。しかし、財務省は本体マイナスを強行に主張、医療・医薬品業界は大騒ぎとなっている。本体は医師の「技術料」と理解されている。だが、病院での手術のような技術料はわかりやすいが、診療所の技術料とは何なのか、実ははっきりしていない。医師は処方する医薬品を選ぶのも技術料と言っている。 財務省はこうした論理をあえて無視、あえて診療所に医師の技術料はないと踏み込

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