医薬経済オンライン

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覆面座談会

緊急提言「卸現場」にある危機

現役MSが実態を赤裸々に語る

2023年11月15日号

「カスハラを受けやすい人もいる。供給問題の最中に若手が次々と辞めていった」 「得意先にいくら言われても価格はもう下げられない。調整弁もつくれなくなっている」  後発品メーカーの不祥事を受け、21年から本格化した医薬品供給問題は、今なお収束の兆しがない。メーカーと医療機関・薬局の間に立ち、現場で日々需給調整に奔走するのは医薬品卸で、業務時間の2割を費やさなければならないとも指摘されている。  長期化する供給問題は、卸にはボディブローのようにじわじわと効いており、対応に疲弊した若手の離職が止まらないという。しかもタイミングの悪いことに、卸の経営は毎年薬価改定や物価高なども重なり、営業利益率が1%未満と底を這う状態。要するに、報われていないのだ。  卸や製薬企業の労働組合が集う「ヘルスケア... 「カスハラを受けやすい人もいる。供給問題の最中に若手が次々と辞めていった」 「得意先にいくら言われても価格はもう下げられない。調整弁もつくれなくなっている」  後発品メーカーの不祥事を受け、21年から本格化した医薬品供給問題は、今なお収束の兆しがない。メーカーと医療機関・薬局の間に立ち、現場で日々需給調整に奔走するのは医薬品卸で、業務時間の2割を費やさなければならないとも指摘されている。  長期化する供給問題は、卸にはボディブローのようにじわじわと効いており、対応に疲弊した若手の離職が止まらないという。しかもタイミングの悪いことに、卸の経営は毎年薬価改定や物価高なども重なり、営業利益率が1%未満と底を這う状態。要するに、報われていないのだ。  卸や製薬企業の労働組合が集う「ヘルスケア産

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