変革期迎えた中国医薬品業界
総保健医療支出が2ケタ増
第79回 薬剤費比率は縮小傾向
シード・プランニング 沈友敏
2023年11月15日号
日本の厚生労働省に当たる国家衛生健康委員会は10月12日、「2022年中国衛生健康事業発展統計公報(報告書)」を公表した。今回は、その概要を紹介したい。
報告書によると、22年の総保健医療支出(中国では「衛生総費用」という)は8兆4847億元(169兆6934億円、1元=20円で換算)で、前年より10.4%も増加した。国内総生産(GDP)に占める割合は7.00%で、同0.28ポイント増となっている(図1)。
中国の総保健医療支出には、日本の「国民医療費」に相当する費用のほか、介護保険サービスや予防・健康サービス、医療制度の管理業務(公立病院への補助金)、保健医療での研究開発費、漢方薬事業推進費用なども含まれている。
総保健医療支出を政府(中央や地方の補助)、社会(事業主や商業健康保険等)、個人(患者負担や保険料)別に見ると、...
日本の厚生労働省に当たる国家衛生健康委員会は10月12日、「2022年中国衛生健康事業発展統計公報(報告書)」を公表した。今回は、その概要を紹介したい。
報告書によると、22年の総保健医療支出(中国では「衛生総費用」という)は8兆4847億元(169兆6934億円、1元=20円で換算)で、前年より10.4%も増加した。国内総生産(GDP)に占める割合は7.00%で、同0.28ポイント増となっている(図1)。
中国の総保健医療支出には、日本の「国民医療費」に相当する費用のほか、介護保険サービスや予防・健康サービス、医療制度の管理業務(公立病院への補助金)、保健医療での研究開発費、漢方薬事業推進費用なども含まれている。
総保健医療支出を政府(中央や地方の補助)、社会(事業主や商業健康保険等)、個人(患者負担や保険料)別に見ると、「
有料会員限定
会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください
【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)
ログイン
会員登録