薬のおカネを議論しよう
中国蘭州訪問記
第101回
医療ガバナンス研究所医師 尾崎章彦
2023年11月15日号
23年10月、中国蘭州大学EBMセンター、チェン・ヨーロン教授を訪問した。主たる目標は、チェン教授との共同研究を推進することだ。第95回の記事でも紹介したが、チェン教授とは昨年来、製薬マネーに関して共同研究を実施している。
筆者はチェン教授との共同研究は極めて重要であると捉えている。その理由は主に3つある。
第1は互いの関心の相性の良さだ。金銭的利益相反が医学や医療に及ぼす影響のうち、我われのチームはとくに診療ガイドラインに力を入れて仕事をしてきた。一方、チェン教授のチームは診療ガイドラインを主な仕事とし、それに影響を及ぼす因子のひとつとして利益相反にも取り組んでいる。
このように、筆者らとチェン教授は強みが異なっている。しかし、互いの強みは関連しており、共同研究により、双方がメリットを受ける可能性が高いの...
23年10月、中国蘭州大学EBMセンター、チェン・ヨーロン教授を訪問した。主たる目標は、チェン教授との共同研究を推進することだ。第95回の記事でも紹介したが、チェン教授とは昨年来、製薬マネーに関して共同研究を実施している。
筆者はチェン教授との共同研究は極めて重要であると捉えている。その理由は主に3つある。
第1は互いの関心の相性の良さだ。金銭的利益相反が医学や医療に及ぼす影響のうち、我われのチームはとくに診療ガイドラインに力を入れて仕事をしてきた。一方、チェン教授のチームは診療ガイドラインを主な仕事とし、それに影響を及ぼす因子のひとつとして利益相反にも取り組んでいる。
このように、筆者らとチェン教授は強みが異なっている。しかし、互いの強みは関連しており、共同研究により、双方がメリットを受ける可能性が高いのであ
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