Dear Tomorrow 新しいヘルスケアマーケティング
高齢者への薬物療法の限界と将来
第123回 とくにアルツハイマー型認知症とがん治療についての考察②
ジョージメイスン大学大学院(バージニア州)パブリックヘルス専攻 堀玲子
2023年11月15日号
現在、エーザイのアルツハイマー型認知症治療薬「レケンビ」(レカネマブ)の実臨床での使用に向けて、各方面で準備が進んでいる。
日本認知症学会が認めた教育施設は23年現在、全国に約784施設あり、各施設に最低1人の認知症専門医が配置されている。また、認知症診療に関する一定以上の知識と経験、技量が保証された臨床医を養成することを目的として「日本認知症学会認定臨床医」の認定医も設けている(7月時点で約25人)。認定臨床医は今後、神経内科専門医や老年病専門医に対するサポートにも入ると予想する。
ただ、専門性を有する認知症診療医師が非常に不足しており、今後の認知症治療に遅れをとる可能性もあるだろう。対象患者の選び方、薬剤の投与基準や治療モニター、各種検査と効果の判定など、やはりそれなりに専門医の経験やトレーニングが要求される。
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現在、エーザイのアルツハイマー型認知症治療薬「レケンビ」(レカネマブ)の実臨床での使用に向けて、各方面で準備が進んでいる。
日本認知症学会が認めた教育施設は23年現在、全国に約784施設あり、各施設に最低1人の認知症専門医が配置されている。また、認知症診療に関する一定以上の知識と経験、技量が保証された臨床医を養成することを目的として「日本認知症学会認定臨床医」の認定医も設けている(7月時点で約25人)。認定臨床医は今後、神経内科専門医や老年病専門医に対するサポートにも入ると予想する。
ただ、専門性を有する認知症診療医師が非常に不足しており、今後の認知症治療に遅れをとる可能性もあるだろう。対象患者の選び方、薬剤の投与基準や治療モニター、各種検査と効果の判定など、やはりそれなりに専門医の経験やトレーニングが要求される。
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