看護学者から見た個別化医療とグローバリズム
医療の「変革」とは
第76回 イメージを共有するための戦略
大阪大学大学院医学系研究科/公益財団法人浅香山病院 山川みやえ
2023年12月1日号
11月1日号は欧州から本稿を送ったが、今号はオーストラリアである。私はエビデンスに基づいた実践を可視化してグローバルヘルスに貢献することを目的とした国際団体「Joanna Briggs Institute」(本部=豪アデレード大学)の日本支部代表(センター長)を務めている。そのセンター長会議が毎年開かれ、今回は新型コロナウイルス感染症のパンデミック以来、4年ぶりの現地開催だった。
海外での仕事が多いので、国際派と言われているものの、私自身は非常にドメスティックな人間である。実は、人も好きではない。人といると素晴らしい体験もあるが、どちらかというとがっかりすることが多い。そういうことを憂いて慎ましやかな人は、出家したり、引きこもったりするのかもしれない。しかし、厚顔無恥な私は、無意識に生き恥を晒している。ロクに英語も話せないうえに、各国の代表者のエネ...
11月1日号は欧州から本稿を送ったが、今号はオーストラリアである。私はエビデンスに基づいた実践を可視化してグローバルヘルスに貢献することを目的とした国際団体「Joanna Briggs Institute」(本部=豪アデレード大学)の日本支部代表(センター長)を務めている。そのセンター長会議が毎年開かれ、今回は新型コロナウイルス感染症のパンデミック以来、4年ぶりの現地開催だった。
海外での仕事が多いので、国際派と言われているものの、私自身は非常にドメスティックな人間である。実は、人も好きではない。人といると素晴らしい体験もあるが、どちらかというとがっかりすることが多い。そういうことを憂いて慎ましやかな人は、出家したり、引きこもったりするのかもしれない。しかし、厚顔無恥な私は、無意識に生き恥を晒している。ロクに英語も話せないうえに、各国の代表者のエネルギ
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