医薬経済オンライン

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現場の医師が考える 医薬品マーケティング論

薬は正しく開発され処方されているの?

第35回

臨床医 建見 霞嗣

2023年12月1日号

 少し前の話になりますが、スーパーマリオブラザーズの映画が好調だったようです。有象無象の映画評論家の厳しい批評がありながらも、大衆受けが極めていいのは、今までゲームで育った世代の記憶をくすぐるさまざまな工夫をちりばめているからと言われています。  その反面、新しい時代のことを考慮して、多様性にも配慮し原作を大きく変更した映画を配給した映画会社は、観客から大きな失望の声が上がるとともに、軒並み売上げを落としているというのはある意味皮肉なのかもしれません。  声の大きい人たちに配慮するのは医療の世界でもありますし、それに対して配慮すること自体は悪いことではありません。ただ、配慮したことで惨憺たる結果になったという現実は、抗う人が招いた混乱とも言えます。  少し前の話になりますが、スーパーマリオブラザーズの映画が好調だったようです。有象無象の映画評論家の厳しい批評がありながらも、大衆受けが極めていいのは、今までゲームで育った世代の記憶をくすぐるさまざまな工夫をちりばめているからと言われています。  その反面、新しい時代のことを考慮して、多様性にも配慮し原作を大きく変更した映画を配給した映画会社は、観客から大きな失望の声が上がるとともに、軒並み売上げを落としているというのはある意味皮肉なのかもしれません。  声の大きい人たちに配慮するのは医療の世界でもありますし、それに対して配慮すること自体は悪いことではありません。ただ、配慮したことで惨憺たる結果になったという現実は、抗う人が招いた混乱とも言えます。

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