医薬経済オンライン

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医療を変える「訪問薬剤師」その意義

新境地開拓ー他薬局への派遣ー

第26回

尾久田 佳明

2023年12月1日号

 私は今年で薬剤師人生15年、ひとつの節目を迎える年になる。  病院、調剤薬局、在宅医療と経験を積み、薬剤師としてはひと通りの必要スキルを身に付けてきたとの自負はあった。しかし、やはり人間として進化し続けなければいけないという戒めだろうか、今月に入って突然私に新しい仕事が舞い込んできた。①他薬局への派遣業務、②新店舗の立ち上げ業務、③コンサルに向けた特訓︱︱の3つである。このうちの①他薬局への派遣業務について、深掘りしてみたい。  事の発端は私が現在勤務している会社が行っているM&A事業絡みだった。この事業は「売り手と買い手による成約が結ばれるまでの期間、人材不足を解消するために人材を貸してほしい」という顧客のニーズに応えるために、仲介業と人材派遣業をセットにしたものだ。勤務している薬局店舗は人材を貸すほどの余力はないが、M...  私は今年で薬剤師人生15年、ひとつの節目を迎える年になる。  病院、調剤薬局、在宅医療と経験を積み、薬剤師としてはひと通りの必要スキルを身に付けてきたとの自負はあった。しかし、やはり人間として進化し続けなければいけないという戒めだろうか、今月に入って突然私に新しい仕事が舞い込んできた。①他薬局への派遣業務、②新店舗の立ち上げ業務、③コンサルに向けた特訓︱︱の3つである。このうちの①他薬局への派遣業務について、深掘りしてみたい。  事の発端は私が現在勤務している会社が行っているM&A事業絡みだった。この事業は「売り手と買い手による成約が結ばれるまでの期間、人材不足を解消するために人材を貸してほしい」という顧客のニーズに応えるために、仲介業と人材派遣業をセットにしたものだ。勤務している薬局店舗は人材を貸すほどの余力はないが、M&A

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