日本の薬機規制 その批判的考察
薬事検討会 ー「薬事監視(GMP調査)の向上」についてー
第29回
元厚生労働省(薬系技官)津田重城
2023年12月1日号
11月15日の厚生労働省の「創薬力の強化・安定供給の確保等のための薬事規制のあり方に関する検討会」(薬事検討会)では、2つのテーマが議論されたが、今回は前半について記す。わずか1時間の議論であり、構成員の専門分野にも課題は大きいが、初回の取り組みと理解しておく。米国はともかく欧州並みのGMP調査をめざすのであれば、今後は専門知識を持ったメンバーで時間を十分とり、議論すべきである。
関係者間では以前から大きな課題が指摘されてきた公的GMP調査が、ようやく議論の俎上に載った。日本では大きな進歩だが、米欧のことを考えるとあまりにものんびりしている。議論の要点は次のとおりだ。
・日本の公的GMP調査、とくに地方庁の行う調査の人員・質に関する大きな問題が公開の場でようやく議論・認識され、今後は地方庁の関与からPMDA(医薬品医療機器総合機構...
11月15日の厚生労働省の「創薬力の強化・安定供給の確保等のための薬事規制のあり方に関する検討会」(薬事検討会)では、2つのテーマが議論されたが、今回は前半について記す。わずか1時間の議論であり、構成員の専門分野にも課題は大きいが、初回の取り組みと理解しておく。米国はともかく欧州並みのGMP調査をめざすのであれば、今後は専門知識を持ったメンバーで時間を十分とり、議論すべきである。
関係者間では以前から大きな課題が指摘されてきた公的GMP調査が、ようやく議論の俎上に載った。日本では大きな進歩だが、米欧のことを考えるとあまりにものんびりしている。議論の要点は次のとおりだ。
・日本の公的GMP調査、とくに地方庁の行う調査の人員・質に関する大きな問題が公開の場でようやく議論・認識され、今後は地方庁の関与からPMDA(医薬品医療機器総合機構)
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