医薬経済オンライン

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新薬創出加算“固定化”の功罪

「握った手綱は放さない」厚労省、弥縫策の連鎖

2023年12月15日号

「まずまず、結果オーライというところに落ち着きつつある」  自民党の厚生労働関係幹部議員は、「創薬力の強化」「イノベーションの評価」が強く打ち出された24年度薬価制度改革について、そんな印象を口にする。  この時点(12月11日)で、薬価制度改革の骨子はまだまとめられていないが、すでに厚労省が示した論点整理案について、製薬業界からも12月6日に歓迎の意思が表明されている。 「論点整理案の内容は、ドラッグラグ・ロスの解消や、医薬品の安定供給確保に向けた活動を力強く後押しし、現状を改善するきっかけになり得るものと、極めて前向きに受け止めている」(日本製薬団体連合会の岡田安史会長)  前回22年度の薬価制度改革後、製薬業界は、一貫して「革新的新薬は実勢価改定から除外し、シンプルに薬価維持を」と求めてきた。それが... 「まずまず、結果オーライというところに落ち着きつつある」  自民党の厚生労働関係幹部議員は、「創薬力の強化」「イノベーションの評価」が強く打ち出された24年度薬価制度改革について、そんな印象を口にする。  この時点(12月11日)で、薬価制度改革の骨子はまだまとめられていないが、すでに厚労省が示した論点整理案について、製薬業界からも12月6日に歓迎の意思が表明されている。 「論点整理案の内容は、ドラッグラグ・ロスの解消や、医薬品の安定供給確保に向けた活動を力強く後押しし、現状を改善するきっかけになり得るものと、極めて前向きに受け止めている」(日本製薬団体連合会の岡田安史会長)  前回22年度の薬価制度改革後、製薬業界は、一貫して「革新的新薬は実勢価改定から除外し、シンプルに薬価維持を」と求めてきた。それが、

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