医薬経済オンライン

医療・医薬業界をさまざまな視点・論点から示すメディア

肥満薬「ウゴービ」登場は混乱の幕開けか

自由診療クリニックに「打つ手」なしの厚労省

2023年12月15日号

 薬を使った美容目的のダイエットは、それほどおかしなことなのだろうか。治療のためであろうと、美容のためであろうと、痩せるのは本人の自由のはずで、それが薬を使ったダイエットであっても、法律上禁止されていなければダメとは言い切れない。しかも、SNSを覗けば、薬が簡単に手に入り痩せられるという。  糖尿病治療薬「リベルサス」「オゼンピック」「ビクトーザ」などをダイエット目的で転用する「GLP―1ダイエット」が巷で流行している。しかも、SNS上で自由診療クリニックの医師が薬の飲み方や打ち方まで教えている。美容目的の女性だけではなく、実業家の「ホリエモン」こと堀江貴文さんが1ヵ月半で10キロ痩せたというし、テスラの創業者イーロン・マスクCEOも使っていると憚らない。今や薬で痩せるのが著名人の間のトレンドになりつつあり、いくら厚生労働省や日本医師会が、糖...  薬を使った美容目的のダイエットは、それほどおかしなことなのだろうか。治療のためであろうと、美容のためであろうと、痩せるのは本人の自由のはずで、それが薬を使ったダイエットであっても、法律上禁止されていなければダメとは言い切れない。しかも、SNSを覗けば、薬が簡単に手に入り痩せられるという。  糖尿病治療薬「リベルサス」「オゼンピック」「ビクトーザ」などをダイエット目的で転用する「GLP―1ダイエット」が巷で流行している。しかも、SNS上で自由診療クリニックの医師が薬の飲み方や打ち方まで教えている。美容目的の女性だけではなく、実業家の「ホリエモン」こと堀江貴文さんが1ヵ月半で10キロ痩せたというし、テスラの創業者イーロン・マスクCEOも使っていると憚らない。今や薬で痩せるのが著名人の間のトレンドになりつつあり、いくら厚生労働省や日本医師会が、糖尿病

有料会員限定

会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください

【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)

googleAdScence