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日本医療のCOI管理はいまだ「ザル」

診療ガイドラインの日米比較で見えたもの

2023年12月15日号

 日本でも数多くの領域で「診療ガイドライン」が刊行されるようになった。しかしその「中立性」は保たれているのだろうか。ガイドラインによっては執筆者名のなかに、メーカー主催/共催講演会でよく見る名前を見つけることも珍しくない。また、過去のガイドラインの内容に「?」を感じたことのある読者もいるはずだ。ガイドライン作成者と私企業間のつながりはガイドラインに影響を及ぼさないのだろうか。  実のところ、影響はある。20年にはその点を実証した研究も報告されている。86本のガイドラインを調べたところ、作成委員会が薬剤やデバイスと何らかの利益相反を有すると、推奨が当該薬剤・デバイスに有利になる相対リスクは1.26倍に上がっていた。この増加は「有意」ではなかったが、利益相反が一定の影響を与えていると原著者らは解釈している[BMJ 2020;371:m4234]。 ...  日本でも数多くの領域で「診療ガイドライン」が刊行されるようになった。しかしその「中立性」は保たれているのだろうか。ガイドラインによっては執筆者名のなかに、メーカー主催/共催講演会でよく見る名前を見つけることも珍しくない。また、過去のガイドラインの内容に「?」を感じたことのある読者もいるはずだ。ガイドライン作成者と私企業間のつながりはガイドラインに影響を及ぼさないのだろうか。  実のところ、影響はある。20年にはその点を実証した研究も報告されている。86本のガイドラインを調べたところ、作成委員会が薬剤やデバイスと何らかの利益相反を有すると、推奨が当該薬剤・デバイスに有利になる相対リスクは1.26倍に上がっていた。この増加は「有意」ではなかったが、利益相反が一定の影響を与えていると原著者らは解釈している[BMJ 2020;371:m4234]。

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