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患者の期待を背に求められる専門医の矜持

早期AD薬「レケンビ」、大型化を粛々と進めるエーザイ

2024年1月1日号

 今が勝負所ゆえに、あえて兜の緒を締めているのだろうか。  緊急収載品目ではないものの、異例のタイミングで薬価収載し、12月20日に国内発売したエーザイ/米バイオジェンの早期アルツハイマー病(AD)治療薬「レケンビ」(一般名=レカネマブ)に患者や家族は並々ならぬ期待を抱いている。約20年ぶりとなる新規作用機序のAD新薬登場で、エーザイも宿願を果たした格好だが、浮かれた様子は感じられない。 「日本においてレケンビの発売を迎えることができ、改めて責任の重さをひしひしと痛感している」  こう話すのは中央社会保険医療協議会総会で、レケンビの薬価収載が了承された12月13日当日に急きょ東京本社で会見を開いたエーザイの内藤晴夫CEOだ。23年1月に米国で迅速承認を、同年6月には正式承認を取得後、続けざまに同年9月に国内承認され、年内での発...  今が勝負所ゆえに、あえて兜の緒を締めているのだろうか。  緊急収載品目ではないものの、異例のタイミングで薬価収載し、12月20日に国内発売したエーザイ/米バイオジェンの早期アルツハイマー病(AD)治療薬「レケンビ」(一般名=レカネマブ)に患者や家族は並々ならぬ期待を抱いている。約20年ぶりとなる新規作用機序のAD新薬登場で、エーザイも宿願を果たした格好だが、浮かれた様子は感じられない。 「日本においてレケンビの発売を迎えることができ、改めて責任の重さをひしひしと痛感している」  こう話すのは中央社会保険医療協議会総会で、レケンビの薬価収載が了承された12月13日当日に急きょ東京本社で会見を開いたエーザイの内藤晴夫CEOだ。23年1月に米国で迅速承認を、同年6月には正式承認を取得後、続けざまに同年9月に国内承認され、年内での発売

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