看護学者から見た個別化医療とグローバリズム
「いのち」を真面目に考えたことある人ない人
第77回 認知症を深く考えないおめでたい自治体とメディア
大阪大学大学院医学系研究科/公益財団法人浅香山病院 山川みやえ
2024年1月1日号
「あ~っ、本当に何でこんなことばかり降りかかるのか」
私は「アタリ屋」である。自分から当たっていくのでは決してない。この場合、普段は起こらないような出来事が次から次へとやってくる。夜勤で言えば、従事したその日から必ず何か急変が起こる人のことである。私の周りには「生きにくさ」を抱えている人が多い。
私が医療者で、認知症ケアを専門にしているから、だけではない。同僚によると、何かを引き寄せているのだという。自分ではどうしようもない悩みを持っている人に遭遇して、なぜかいろんな偶然からその人と深く関わったり、医療のもとで生活を再構築する必要がある人をつないだりする。ソーシャルワーカーのような動きをせざるを得ないので、そういうことになる。
「先生、本当に面倒見いいね」と言われるが、面倒見がいいわけでは決してない。...
「あ~っ、本当に何でこんなことばかり降りかかるのか」
私は「アタリ屋」である。自分から当たっていくのでは決してない。この場合、普段は起こらないような出来事が次から次へとやってくる。夜勤で言えば、従事したその日から必ず何か急変が起こる人のことである。私の周りには「生きにくさ」を抱えている人が多い。
私が医療者で、認知症ケアを専門にしているから、だけではない。同僚によると、何かを引き寄せているのだという。自分ではどうしようもない悩みを持っている人に遭遇して、なぜかいろんな偶然からその人と深く関わったり、医療のもとで生活を再構築する必要がある人をつないだりする。ソーシャルワーカーのような動きをせざるを得ないので、そういうことになる。
「先生、本当に面倒見いいね」と言われるが、面倒見がいいわけでは決してない。私
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