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薬価キーワード ざっくり解説!

【特別編その1】24年度薬価制度改革の全体像

第31回 業界歓喜のイノベ評価ラッシュ

2024年1月1日号

 23年12月20日、中央社会保険医療協議会で「24年度薬価制度改革の骨子」が取りまとめられました。それを受けて、今回から「薬価キーワード」特別編として、改革のキーワードに着目しながら主要事項を解説していきます。「その1」では大まかな全体像を示します。 ◇    ◇    ◇  まず薬価制度改革とは何か? 2年に一度の診療報酬改定に伴って実施される薬価算定ルールの見直しのことだ。中医協に薬価専門部会という検討の場があり、そこで集中的に審議される。21年度からは薬価の「中間年改定」が始まり、それに伴う実施方法や適用ルールなどは検討されるため、そういう意味からは「毎年」薬価ルールに関する議論が行われるようになった。ただ、規模感で言えば、通常改定時の制度改革のほうが、はるかに大きい。  ここ十数年のなかで、製薬業界が最も高い関...  23年12月20日、中央社会保険医療協議会で「24年度薬価制度改革の骨子」が取りまとめられました。それを受けて、今回から「薬価キーワード」特別編として、改革のキーワードに着目しながら主要事項を解説していきます。「その1」では大まかな全体像を示します。 ◇    ◇    ◇  まず薬価制度改革とは何か? 2年に一度の診療報酬改定に伴って実施される薬価算定ルールの見直しのことだ。中医協に薬価専門部会という検討の場があり、そこで集中的に審議される。21年度からは薬価の「中間年改定」が始まり、それに伴う実施方法や適用ルールなどは検討されるため、そういう意味からは「毎年」薬価ルールに関する議論が行われるようになった。ただ、規模感で言えば、通常改定時の制度改革のほうが、はるかに大きい。  ここ十数年のなかで、製薬業界が最も高い関心

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