医薬経済オンライン

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アフターコロナを生き抜くMR像

医師の働き方改革で面談時間どうなる?

第30回 先生に会えない時代の「ステージ3」がやってくる

株式会社ピグマリオン代表取締役社長 柏惠子

2024年1月1日号

 私は、人材育成コンサルタントであり、研修講師である。業界外のいわば部外者でありながら製薬会社MR研修に日々関わっている。MR向け研修内では、実にさまざまな課題が見えてくる。5年間の猶予期間を経て、大学病院など除外される施設もあるが、ついに24年4月から医師の働き方改革が義務化される。  医師の働き方のデータについては、厚生労働省の16年、19年の調査によれば、時間外労働の上限960時間にひっかかる医師は全体の40%だった。23年10月12日の「医師の働き方改革の推進に関する検討会」の資料で22年度のものが加わったが、40%から21.2%に減っている。  このデータを信じると、猶予期間で医師の働き方改革は確実に進んでいる「はず」で、80%近い医師はこれまでと変わらず勤務すれば大丈夫ということになるが、果たしてそうだろうか。  これまでど...  私は、人材育成コンサルタントであり、研修講師である。業界外のいわば部外者でありながら製薬会社MR研修に日々関わっている。MR向け研修内では、実にさまざまな課題が見えてくる。5年間の猶予期間を経て、大学病院など除外される施設もあるが、ついに24年4月から医師の働き方改革が義務化される。  医師の働き方のデータについては、厚生労働省の16年、19年の調査によれば、時間外労働の上限960時間にひっかかる医師は全体の40%だった。23年10月12日の「医師の働き方改革の推進に関する検討会」の資料で22年度のものが加わったが、40%から21.2%に減っている。  このデータを信じると、猶予期間で医師の働き方改革は確実に進んでいる「はず」で、80%近い医師はこれまでと変わらず勤務すれば大丈夫ということになるが、果たしてそうだろうか。  これまでどおり

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