尿に糖が出ない糖尿病も | 医薬経済オンライン

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尿に糖が出ない糖尿病も

2024年1月1日号

「糖尿病」という病名は、今から116年も前のこと、時の日本科学会が、「尿に糖が出る病気」ということで正式に命名した。　しかし、その後、「尿に糖が混じるとは限らないこと」が判明、さらには、患者サイドから不評などもあって、病名変更がかねて検討されていた。そして24年10月、日本糖尿病学会と日本糖尿病協会の連名で「ダイアベティス」への変更案を公表したが、1400人強の医師へのアンケートでわずか6％の賛成にとどまったことなどもあり、当面は「糖尿病」の名も併記して、今後1〜2年かけて様子を見ることとなった。　病名変更はよくあることだが、糖尿病については3世紀の頃決められた「消渇」から始まって「渇痢」「渇病」「尿崩」「蜜尿病」「糖血病・グリュコヘミア」「甘尿」「甘血」「糖尿病」「葡萄糖尿」と実に目まぐるしく変遷している。　会員間では、最も好評な「糖代謝異常症」をは... 「糖尿病」という病名は、今から116年も前のこと、時の日本科学会が、「尿に糖が出る病気」ということで正式に命名した。　しかし、その後、「尿に糖が混じるとは限らないこと」が判明、さらには、患者サイドから不評などもあって、病名変更がかねて検討されていた。そして24年10月、日本糖尿病学会と日本糖尿病協会の連名で「ダイアベティス」への変更案を公表したが、1400人強の医師へのアンケートでわずか6％の賛成にとどまったことなどもあり、当面は「糖尿病」の名も併記して、今後1〜2年かけて様子を見ることとなった。　病名変更はよくあることだが、糖尿病については3世紀の頃決められた「消渇」から始まって「渇痢」「渇病」「尿崩」「蜜尿病」「糖血病・グリュコヘミア」「甘尿」「甘血」「糖尿病」「葡萄糖尿」と実に目まぐるしく変遷している。　会員間では、最も好評な「糖代謝異常症」をはじ

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