時感/編集後記
時感/編集後記
2024年1月1日号
時感
ピンぼけの理由
先月、日本製薬工業協会が開催した「病と生きる。希望と生きる。写真展」のオープニングセレモニーを訪ねた。病気と向き合う患者や家族、支援者、医療従事者の方々のポートレート写真が並び、それぞれメッセージが添えられていた。
かねて勉強がてら、報道写真展に足を運んでいる。シャッタータイミングやアングルといった技術面だけでなく、その1枚で何を伝えたかったのかを考察すると、取材を企画するうえでプラスになると勝手に思い込んでいる。
今回の写真展では、そんな余計なことを考えることなく、被写体の方々のよい表情に目が向いた。ポートレート写真は、被写体の表情を撮影者が引き出す必要があり、それ相応の技量が問われる。
「使命を持った方々の表情というのは、当たり前に毎日ボーっと生きている人より、...
時感
ピンぼけの理由
先月、日本製薬工業協会が開催した「病と生きる。希望と生きる。写真展」のオープニングセレモニーを訪ねた。病気と向き合う患者や家族、支援者、医療従事者の方々のポートレート写真が並び、それぞれメッセージが添えられていた。
かねて勉強がてら、報道写真展に足を運んでいる。シャッタータイミングやアングルといった技術面だけでなく、その1枚で何を伝えたかったのかを考察すると、取材を企画するうえでプラスになると勝手に思い込んでいる。
今回の写真展では、そんな余計なことを考えることなく、被写体の方々のよい表情に目が向いた。ポートレート写真は、被写体の表情を撮影者が引き出す必要があり、それ相応の技量が問われる。
「使命を持った方々の表情というのは、当たり前に毎日ボーっと生きている人より、各
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