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【能登半島地震】能登半島地震で見えた“究極”のMP巡回方式

医師と向き合い薬剤師が機能する新システムを試行

2024年1月15日号

 災害に見舞われた被災地にとって、医薬品は命をつなぐ重要なツールであることは誰もが認める。だがこれまで、その医薬品とそれを扱う薬剤師が十分に生かされてこなかった。災害医療のスキームに、薬剤師と医薬品をどう嵌め込んでいくのか。東日本大震災以来、問われ続けてきた課題だ。熊本地震や水害などの大災害で試行錯誤を重ねた末、今回の能登半島地震で、ある“究極”の姿が見えてきた。  日本災害医療薬剤師学会の会長で兵庫医科大学危機管理医学講座の渡邉暁洋氏が、能登半島の最先端にある珠洲市に辿り着いたのは4日の昼頃だった。  医療支援の拠点となる市の健康増進センターには、災害派遣医療チーム(DMAT)や日本赤十字の救護チームなどがすでに活動を始めていた。そこで話題になっていたのが医薬品だ。  医療チームは災害の初期救急に必要な医薬品...  災害に見舞われた被災地にとって、医薬品は命をつなぐ重要なツールであることは誰もが認める。だがこれまで、その医薬品とそれを扱う薬剤師が十分に生かされてこなかった。災害医療のスキームに、薬剤師と医薬品をどう嵌め込んでいくのか。東日本大震災以来、問われ続けてきた課題だ。熊本地震や水害などの大災害で試行錯誤を重ねた末、今回の能登半島地震で、ある“究極”の姿が見えてきた。  日本災害医療薬剤師学会の会長で兵庫医科大学危機管理医学講座の渡邉暁洋氏が、能登半島の最先端にある珠洲市に辿り着いたのは4日の昼頃だった。  医療支援の拠点となる市の健康増進センターには、災害派遣医療チーム(DMAT)や日本赤十字の救護チームなどがすでに活動を始めていた。そこで話題になっていたのが医薬品だ。  医療チームは災害の初期救急に必要な医薬品は持

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