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詭弁で通した「異例」のプラス改定

岸田首相後継は「麻生氏対菅氏」の勝者で決まる

2024年1月15日号

低空飛行は続く  自民党安倍派などが政治資金パーティー収入を裏金化していた事件は同派議員の逮捕に発展し、岸田文雄政権を窮地に追い詰めた。ロッキード事件の三木武夫政権、リクルート事件の竹下登政権など自民党中枢を揺るがす「政治とカネ」問題に直面した政権は早晩、退陣に追い込まれている。苦境にあっても首相自身は持ち前の「鈍感力」を発揮し「絶対辞めない」と言い張っているというが……。 「何も悪いことはしていないのに」  一連の疑惑で安倍派の池田佳隆衆院議員が東京地検に逮捕された1月7日。能登半島地震への対応で防災服姿の岸田首相は官邸で記者団に「重く受け止めている。強い危機感を持って政治の信頼回復に努めなければならないと改めて強く感じた」と述べた。  これに先立つ4日の年頭会見では、党総裁直属の「政治刷新本... 低空飛行は続く  自民党安倍派などが政治資金パーティー収入を裏金化していた事件は同派議員の逮捕に発展し、岸田文雄政権を窮地に追い詰めた。ロッキード事件の三木武夫政権、リクルート事件の竹下登政権など自民党中枢を揺るがす「政治とカネ」問題に直面した政権は早晩、退陣に追い込まれている。苦境にあっても首相自身は持ち前の「鈍感力」を発揮し「絶対辞めない」と言い張っているというが……。 「何も悪いことはしていないのに」  一連の疑惑で安倍派の池田佳隆衆院議員が東京地検に逮捕された1月7日。能登半島地震への対応で防災服姿の岸田首相は官邸で記者団に「重く受け止めている。強い危機感を持って政治の信頼回復に努めなければならないと改めて強く感じた」と述べた。  これに先立つ4日の年頭会見では、党総裁直属の「政治刷新本部

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