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生きるために「闘う」

がん患者団体活動の軌跡③提訴会見(下)

ジャーナリスト 出河雅彦

2024年1月15日号

 滋賀医科大学医学部附属病院で前立腺がん治療を受けた患者ら4人が、同大医学部泌尿器科学講座の河内明宏教授と成田充弘医師に対し説明義務違反を理由に損害賠償を求めて提訴したのは2018年8月1日である。原告側が開いた記者会見の会場には、以下のような文言を記した横断幕が張られ、のぼりも立てられた。 「河内教授と成田医師は、不当医療行為を謝罪せよ!」 「岡本先生の小線源治療を残してください」 「滋賀医大病院は、患者の命を守ってください!」  横断幕に記された製作者は「滋賀医科大学前立腺癌小線源治療患者会」。会見場の滋賀県教育会館には、この患者会の会員である中高年男性50人以上が詰めかけ、小さな会議室を埋めた。横断幕に記された「岡本医師」とは、滋賀医大病院で前立腺がんの小線源治療を行ってきた岡本圭生医師のことであ...  滋賀医科大学医学部附属病院で前立腺がん治療を受けた患者ら4人が、同大医学部泌尿器科学講座の河内明宏教授と成田充弘医師に対し説明義務違反を理由に損害賠償を求めて提訴したのは2018年8月1日である。原告側が開いた記者会見の会場には、以下のような文言を記した横断幕が張られ、のぼりも立てられた。 「河内教授と成田医師は、不当医療行為を謝罪せよ!」 「岡本先生の小線源治療を残してください」 「滋賀医大病院は、患者の命を守ってください!」  横断幕に記された製作者は「滋賀医科大学前立腺癌小線源治療患者会」。会見場の滋賀県教育会館には、この患者会の会員である中高年男性50人以上が詰めかけ、小さな会議室を埋めた。横断幕に記された「岡本医師」とは、滋賀医大病院で前立腺がんの小線源治療を行ってきた岡本圭生医師のことである

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