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巻頭言

長期品の選定療養は時代の流れ

小山信彌・日本私立医科大学協会参与(東邦大学名誉教授)

2024年2月1日号

──長期収載品に選定療養を導入したことについてどう思うか。 小山 長期収載品で一番問題だったのは、オーソライズド・ジェネリック(AG)の薬価が高止まりになってしまうというところ。そして下げる方法はもう選定療養しかないだろうという話になったと理解している。だから、(仕組みが)良いとか悪いとかではなく、医薬品費がどんどん高騰しているなかで少しでも何かしなければいけない。それで、私たちが努力できるところはそういうところしかない。高い薬のほうがいいと個人的に希望されるなら、選定療養費、昔で言う参照価格制度(先発品の保険償還価格は後発品の薬価まで、それ以上は患者負担)が導入された。参照価格制度のときは、日本医師会が大反対したが、今回、選定療養というかたちで入れてきたので、医師会も飲まざるを得ないところがあるのかなという... ──長期収載品に選定療養を導入したことについてどう思うか。 小山 長期収載品で一番問題だったのは、オーソライズド・ジェネリック(AG)の薬価が高止まりになってしまうというところ。そして下げる方法はもう選定療養しかないだろうという話になったと理解している。だから、(仕組みが)良いとか悪いとかではなく、医薬品費がどんどん高騰しているなかで少しでも何かしなければいけない。それで、私たちが努力できるところはそういうところしかない。高い薬のほうがいいと個人的に希望されるなら、選定療養費、昔で言う参照価格制度(先発品の保険償還価格は後発品の薬価まで、それ以上は患者負担)が導入された。参照価格制度のときは、日本医師会が大反対したが、今回、選定療養というかたちで入れてきたので、医師会も飲まざるを得ないところがあるのかなというふ

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