医薬経済オンライン

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大震災乗り越えた宮城県薬が生かした経験

能登半島地震にモバイルファーマシー部隊

2024年2月1日号

 1月10日午前9時、宮城県薬剤師会の3人は能登半島の被災地に向かうため、金沢の石川県薬に集合していた。宮城から運転してきたモバイルファーマシー(移動薬局車=MP)に、医薬品を積み込んでいる。  まずは災害対策委員長の高橋文章常任理事だ。東日本大震災を教訓に全国で初めて開発されたMPの専従者として熊本地震や水害の現場を経験した、いわば災害医療のプロだ。かつて陸上自衛隊衛生班に勤務した経験があり、今でも短髪を貫いている。  次に気仙沼薬剤師会の武田雄高会長。東日本のとき、被災者に足りないものを尋ね歩き、配って回った。離島の大島にできた救護所のために、購入した小型ボートでひとり医薬品を運び薬品棚までつくった。茶髪でラフな風貌は、およそ薬剤師らしくない。この2人と筆者は震災以来の付き合いだ。  そして3人目。宮城英徳専務...  1月10日午前9時、宮城県薬剤師会の3人は能登半島の被災地に向かうため、金沢の石川県薬に集合していた。宮城から運転してきたモバイルファーマシー(移動薬局車=MP)に、医薬品を積み込んでいる。  まずは災害対策委員長の高橋文章常任理事だ。東日本大震災を教訓に全国で初めて開発されたMPの専従者として熊本地震や水害の現場を経験した、いわば災害医療のプロだ。かつて陸上自衛隊衛生班に勤務した経験があり、今でも短髪を貫いている。  次に気仙沼薬剤師会の武田雄高会長。東日本のとき、被災者に足りないものを尋ね歩き、配って回った。離島の大島にできた救護所のために、購入した小型ボートでひとり医薬品を運び薬品棚までつくった。茶髪でラフな風貌は、およそ薬剤師らしくない。この2人と筆者は震災以来の付き合いだ。  そして3人目。宮城英徳専務理事

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