医薬経済オンライン

医療・医薬業界をさまざまな視点・論点から示すメディア

INTERVIEW

インタビュー・日薬災害担当理事 山田卓郎

モバイルファーマシーの 生みの親が語る成果と課題

2024年2月1日号

  能登半島地震では、延べ7台ものモバイルファーマシー(MP)が被災地に入った。熊本地震や各地の水害では救護所などに固定した拠点型の運用だったが、今回初めて医療チームに帯同する巡回方式も経験した。進化を続けるMPだが課題も少なくない。東日本大震災の経験からMPを開発した宮城県薬剤師会長で、日本薬剤師会の災害担当理事として陣頭指揮を執った山田卓郎氏に話を聞いた。 ◇     ◇     ◇ ──東日本大震災を契機に薬剤師の重要性が認識され始めた。その中心がMPだと思うが。 山田 東日本大震災の前は、我われは拠点薬局をつくることばかり考えていたんです。発電機とかを備えて薬局機能を維持する対策を考えていた。ライフラインを確保すればどうにかなると。  それが東日本のときに津波で街そのものがなくなってしまって。機能を強化す...   能登半島地震では、延べ7台ものモバイルファーマシー(MP)が被災地に入った。熊本地震や各地の水害では救護所などに固定した拠点型の運用だったが、今回初めて医療チームに帯同する巡回方式も経験した。進化を続けるMPだが課題も少なくない。東日本大震災の経験からMPを開発した宮城県薬剤師会長で、日本薬剤師会の災害担当理事として陣頭指揮を執った山田卓郎氏に話を聞いた。 ◇     ◇     ◇ ──東日本大震災を契機に薬剤師の重要性が認識され始めた。その中心がMPだと思うが。 山田 東日本大震災の前は、我われは拠点薬局をつくることばかり考えていたんです。発電機とかを備えて薬局機能を維持する対策を考えていた。ライフラインを確保すればどうにかなると。  それが東日本のときに津波で街そのものがなくなってしまって。機能を強化するだ

有料会員限定

会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください

【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)

googleAdScence