上昌広の日本医療の診立て
薬系技官の英断と医系技官の体たらく
第41回 専門医制度を仕切る団体は「違法」ではないのか
医療ガバナンス研究所理事長
2024年2月1日号
「独立しようと思っています。少し出資してもらえませんか」
外資系製薬企業に勤める友人から相談を受けた。私は普通の医者であって、投資家ではない。手持ちの金では、とてもお役に立てそうにない。
知人に「何をするのですか」と聞いたところ、「米国のバイオベンチャーの代理店です」という。知人と仲間の数年間の活動費を確保したいらしい。
彼が行動を思い立ったきっかけは、23年末、厚生労働省が、外資系製薬企業が国内で第Ⅲ相臨床試験を始めるにあたり義務付けられていた国内での第Ⅰ相試験を免除する方針を固めたことだ。例外もあるだろうが、「これで日本の創薬環境は激変する。代理店を始めるなら、いまこそチャンスだ」と思ったらしい。
「独立しようと思っています。少し出資してもらえませんか」
外資系製薬企業に勤める友人から相談を受けた。私は普通の医者であって、投資家ではない。手持ちの金では、とてもお役に立てそうにない。
知人に「何をするのですか」と聞いたところ、「米国のバイオベンチャーの代理店です」という。知人と仲間の数年間の活動費を確保したいらしい。
彼が行動を思い立ったきっかけは、23年末、厚生労働省が、外資系製薬企業が国内で第Ⅲ相臨床試験を始めるにあたり義務付けられていた国内での第Ⅰ相試験を免除する方針を固めたことだ。例外もあるだろうが、「これで日本の創薬環境は激変する。代理店を始めるなら、いまこそチャンスだ」と思ったらしい。
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