医薬経済オンライン

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ドクターかでいの医療の裏技

紹介受診重点医療機関

最終回

かでい伝次郎

2024年2月1日号

 いつのまにかビックリするような事態が進行していた。紹介受診重点医療機関である。  厚生労働省の説明によれば、「かかりつけ医などからの紹介状を持って受診いただくことに重点をおいた医療機関」であり、「手術・処置や化学療法等を必要とする外来、放射線治療等の高額な医療機器・設備を必要とする外来などを行って」おり、「紹介状がなく来院された場合は、一部負担金(窓口負担)とは別の『特別の料金』が原則必要」となる。要するに患者さんが高度な設備を持ち、豊富な人員を抱える大病院に集中するのを防ぐために、中小病院や診療所に患者さんのふるい分けをさせるのだ。 「特別の料金」(選定療養費)は医科の場合、初診で7000円以上、再診で3000円以上である。患者さんが紹介状を持たずに、いきなり紹介受診重点医療機関を受診すると、余分にこれだけの金額を取ら...  いつのまにかビックリするような事態が進行していた。紹介受診重点医療機関である。  厚生労働省の説明によれば、「かかりつけ医などからの紹介状を持って受診いただくことに重点をおいた医療機関」であり、「手術・処置や化学療法等を必要とする外来、放射線治療等の高額な医療機器・設備を必要とする外来などを行って」おり、「紹介状がなく来院された場合は、一部負担金(窓口負担)とは別の『特別の料金』が原則必要」となる。要するに患者さんが高度な設備を持ち、豊富な人員を抱える大病院に集中するのを防ぐために、中小病院や診療所に患者さんのふるい分けをさせるのだ。 「特別の料金」(選定療養費)は医科の場合、初診で7000円以上、再診で3000円以上である。患者さんが紹介状を持たずに、いきなり紹介受診重点医療機関を受診すると、余分にこれだけの金額を取られる

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