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追憶の彼方に

2024年2月1日号

 製薬業界で永らく仕事をしてきたことで、多くの人とのご縁を結ぶことになった。何人もの忘れがたい方々との邂逅が生まれた。それらの人々の謦咳に接し多くの学びも得た。とくに印象に残っている厚生労働省(厚生省)の方たちについてここに記しておきたい。  若くして病に倒れ早世された荻島國男氏。筆者との出会いは同氏が入省して配属された薬務局薬事課だった。1970年の秋頃と記憶している。筆者は4年間の営業の仕事から異動になって、厚生省担当の一員になったばかりだった。当時は特段の用がなくても、ほぼ毎日厚生省に出向き、行政情報の収集と人間関係の構築に努めた。  荻島氏は初対面のときに、快く対応していただき、あまつさえ「これからは長いお付き合いをお願いします。お互い厚生省の職員と製薬会社の社員という立場は置いて、友人としてフランクなお付き合い...  製薬業界で永らく仕事をしてきたことで、多くの人とのご縁を結ぶことになった。何人もの忘れがたい方々との邂逅が生まれた。それらの人々の謦咳に接し多くの学びも得た。とくに印象に残っている厚生労働省(厚生省)の方たちについてここに記しておきたい。  若くして病に倒れ早世された荻島國男氏。筆者との出会いは同氏が入省して配属された薬務局薬事課だった。1970年の秋頃と記憶している。筆者は4年間の営業の仕事から異動になって、厚生省担当の一員になったばかりだった。当時は特段の用がなくても、ほぼ毎日厚生省に出向き、行政情報の収集と人間関係の構築に努めた。  荻島氏は初対面のときに、快く対応していただき、あまつさえ「これからは長いお付き合いをお願いします。お互い厚生省の職員と製薬会社の社員という立場は置いて、友人としてフランクなお付き合いを

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