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NOTEBOOK-こぼれ話

広報誌

2024年2月1日号

 厚生労働省の広報誌『厚生労働』がある。表紙にはその時々のトピックに合わせ芸能人が登場、インタビュー記事を掲載する。最新の24年1月号は川栄李奈である。 この厚生労働、ホームページには過去のバックナンバーも掲載しているのだが、とくに話題となったのが、SMILE―UP.(旧ジャニーズ事務所)所属のタレントだ。ネット上での紹介では、契約上、人物を掲載できなかったようで、グレーに切り取られたおかしな表紙となっていた。 5年前ほどは3ヵ月連続で起用したため、ホームページに並んでいる表紙は異様な雰囲気を醸し出していた。担当した官僚は「肖像権の主張が桁違いに強かった。他のタレントさんたちや所属事務所は『使ってくださいねー』とにこやかだったから余計に目立った」と振り返る。 変化が生じたのは20年から。滝沢秀明氏が関連会社の社長に就任直後からだった。「ネットで紹介して...  厚生労働省の広報誌『厚生労働』がある。表紙にはその時々のトピックに合わせ芸能人が登場、インタビュー記事を掲載する。最新の24年1月号は川栄李奈である。 この厚生労働、ホームページには過去のバックナンバーも掲載しているのだが、とくに話題となったのが、SMILE―UP.(旧ジャニーズ事務所)所属のタレントだ。ネット上での紹介では、契約上、人物を掲載できなかったようで、グレーに切り取られたおかしな表紙となっていた。 5年前ほどは3ヵ月連続で起用したため、ホームページに並んでいる表紙は異様な雰囲気を醸し出していた。担当した官僚は「肖像権の主張が桁違いに強かった。他のタレントさんたちや所属事務所は『使ってくださいねー』とにこやかだったから余計に目立った」と振り返る。 変化が生じたのは20年から。滝沢秀明氏が関連会社の社長に就任直後からだった。「ネットで紹介しても構

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