医薬経済オンライン

医療・医薬業界をさまざまな視点・論点から示すメディア

話題の焦点

インドでコウモリ宿主の脳炎流行

2024年2月1日号

 昨年9月、インドのケララ州でニパウイルス感染症6例が発生、2人が死亡するという流行注意の報告が発せられた。 ニパウイルスの自然宿主はオオコウモリだ。主な感染経路はブタとの接触で、さまざまな症状で発病、意識障害、脳幹機能不全などが見られ、致死率32%で各種後遺症も出て極めて予後不良の重症疾患である。 これは新型コロナウイルスと共通点が多く、世界に広がることになったら、現在ワクチンは用意されておらず大変なことになる。高い致死率のため世界保健機構(WHO)の「パンデミックの可能性のある優先病原体リスト」に含まれている。 封じ込め対策と検疫措置は、最後の症例報告から42日関継続の予定となっている。 現在のところ、他国への広がりはないが、各国への渡航が容易になっている現在では、いつコロナの如き広範囲な感染拡大が発生しないとは断言できない。現地では大規模な...  昨年9月、インドのケララ州でニパウイルス感染症6例が発生、2人が死亡するという流行注意の報告が発せられた。 ニパウイルスの自然宿主はオオコウモリだ。主な感染経路はブタとの接触で、さまざまな症状で発病、意識障害、脳幹機能不全などが見られ、致死率32%で各種後遺症も出て極めて予後不良の重症疾患である。 これは新型コロナウイルスと共通点が多く、世界に広がることになったら、現在ワクチンは用意されておらず大変なことになる。高い致死率のため世界保健機構(WHO)の「パンデミックの可能性のある優先病原体リスト」に含まれている。 封じ込め対策と検疫措置は、最後の症例報告から42日関継続の予定となっている。 現在のところ、他国への広がりはないが、各国への渡航が容易になっている現在では、いつコロナの如き広範囲な感染拡大が発生しないとは断言できない。現地では大規模な隔離

有料会員限定

会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください

【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)

googleAdScence