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巻頭言

ベンチマーク事業は今後も継続

小熊豊・全国自治体病院協議会 会長(砂川市立病院名誉院長)

2024年2月15日号

──厚生労働省の流通改善ガイドラインの改訂案に、ベンチマークを用いた一方的な交渉は「厳に慎む」と盛り込まれたが。 小熊 (医薬品卸に)安く売ってくれと頼んでも、我われ自治体病院は、個々の病院のなかで最も安く買っていないところだと考えている。民間病院であれば、個々の病院で(値引きが)ダメだったら、グループをつくって、共同購入し、安く買っている。 ──ベンチマーク事業への批判があるが、今後も続けるのか。 小熊 続けますよ。無理強いをして、相手側が運営できないような値段にしろと言っているわけではない。他の医療機関と似通った値にしてくれませんかということで交渉をしている。経済だからいいのではないかと思いますよね。新薬が高いのは、開発にお金がかかっているからという理由と、外国の価格も比較して高い薬... ──厚生労働省の流通改善ガイドラインの改訂案に、ベンチマークを用いた一方的な交渉は「厳に慎む」と盛り込まれたが。 小熊 (医薬品卸に)安く売ってくれと頼んでも、我われ自治体病院は、個々の病院のなかで最も安く買っていないところだと考えている。民間病院であれば、個々の病院で(値引きが)ダメだったら、グループをつくって、共同購入し、安く買っている。 ──ベンチマーク事業への批判があるが、今後も続けるのか。 小熊 続けますよ。無理強いをして、相手側が運営できないような値段にしろと言っているわけではない。他の医療機関と似通った値にしてくれませんかということで交渉をしている。経済だからいいのではないかと思いますよね。新薬が高いのは、開発にお金がかかっているからという理由と、外国の価格も比較して高い薬価

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