医薬経済オンライン

医療・医薬業界をさまざまな視点・論点から示すメディア

変革期迎えた中国医薬品業界

後発医薬品の開発奨励

第82回 先発品へのマイナス影響は不可避

シード・プランニング 沈友敏

2024年2月15日号

 日本の厚生労働省に相当する国家衛生健康委員会(NHC)は23年12月25日、「第3回後発医薬品の開発奨励リスト(以下、奨励リスト)」に関する通知を公表した。  通知では、NHCが国家薬品監督管理局(NMPA)や国家知識産権局(CNIPA=特許権などの所管)といった行政機関と連携し、専門家の意見を聴取したうえで、国内の特許切れ間近または供給不足(競争不十分)の医薬品を選定し、奨励リストを制定したとしている。NHCは各関連部門に、臨床試験や重要な技術の研究、優先承認審査などの面において支援するよう求めている。  奨励リストには、再発慢性リンパ性白血病治療薬「イデラリシブ」、HER2陽性転移性乳がん治療薬「ツカチニブ」、甲状腺髄様がん治療薬「バンデタニブ」など39製品(75規格)が収載。抗悪性腫瘍薬、感染症治療薬、神経系用薬、循環器系用薬、造影剤など12...  日本の厚生労働省に相当する国家衛生健康委員会(NHC)は23年12月25日、「第3回後発医薬品の開発奨励リスト(以下、奨励リスト)」に関する通知を公表した。  通知では、NHCが国家薬品監督管理局(NMPA)や国家知識産権局(CNIPA=特許権などの所管)といった行政機関と連携し、専門家の意見を聴取したうえで、国内の特許切れ間近または供給不足(競争不十分)の医薬品を選定し、奨励リストを制定したとしている。NHCは各関連部門に、臨床試験や重要な技術の研究、優先承認審査などの面において支援するよう求めている。  奨励リストには、再発慢性リンパ性白血病治療薬「イデラリシブ」、HER2陽性転移性乳がん治療薬「ツカチニブ」、甲状腺髄様がん治療薬「バンデタニブ」など39製品(75規格)が収載。抗悪性腫瘍薬、感染症治療薬、神経系用薬、循環器系用薬、造影剤など12薬

有料会員限定

会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください

【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)

googleAdScence