医薬経済オンライン

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鳥集徹の口に苦い話〜媚びないジャーナリストの劇薬処方箋〜

コロナ対策反省しない専門家 国民に嫌われて当然ではないか

第200回

鳥集徹

2024年2月15日号

 先日、興味深い記事を読んだ。 「コロナ専門家はなぜ嫌われるのか?『国民は聡明だからわかってくれる』と語った尾身茂氏と、国民に向き合わない“政治主導”の深すぎる溝」(「デイリー新潮」1月27日)というタイトルの記事で、書いたのは1月17日に『奔流 コロナ「専門家」はなぜ消されたか』(講談社)という本を出したノンフィクション作家・広野真嗣氏だ。  政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会会長だった尾身氏や、理論疫学が専門で「八割おじさん」の異名を持つ西浦博氏(京都大学大学院教授)など、政府の対策に関与した専門家たちがなぜ「嫌われた」のか。国民の生活をかき乱す感染対策は、失敗すると政府の支持率低下を招きかねない。広野氏によると、その身代わりとして、サッカーで最前線の「センターフォワード」の位置に引っ張り出されたのが専門家たちだっ...  先日、興味深い記事を読んだ。 「コロナ専門家はなぜ嫌われるのか?『国民は聡明だからわかってくれる』と語った尾身茂氏と、国民に向き合わない“政治主導”の深すぎる溝」(「デイリー新潮」1月27日)というタイトルの記事で、書いたのは1月17日に『奔流 コロナ「専門家」はなぜ消されたか』(講談社)という本を出したノンフィクション作家・広野真嗣氏だ。  政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会会長だった尾身氏や、理論疫学が専門で「八割おじさん」の異名を持つ西浦博氏(京都大学大学院教授)など、政府の対策に関与した専門家たちがなぜ「嫌われた」のか。国民の生活をかき乱す感染対策は、失敗すると政府の支持率低下を招きかねない。広野氏によると、その身代わりとして、サッカーで最前線の「センターフォワード」の位置に引っ張り出されたのが専門家たちだった

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