巻頭言
後発品の供給問題は深刻、国産優遇の「二重価格」を
山崎學・日本精神科病院協会 会長(サンピエール病院理事長)
2024年3月1日号
──医薬品関連で何か困っていることはありますか。
山崎 後発品が数千品目にわたって、流通が止まっており、非常に困っている。もともと国は後発品にシフトしろという政策を進めてきたが、後発品の恒久的な安定供給体制をまったく考えていない。原薬を含めてすべて外国に依存している。結局のところ、日本の後発品メーカーは、粉末で輸入した原薬を製剤化しただけの町工場の延長みたいなものであって、後発品のサプライチェーンを外国に依存していたということが、大きな間違いだ。
経済的な意味合いだけで、単に先発品から後発品にシフトさせてきたというのは、厚生労働省の政策の大きな誤りだった。
──不採算品再算定の品目が2000品目に引き上がる。
山崎 原薬が入らないことによって、精神科でもかなり欠品がある。
...
──医薬品関連で何か困っていることはありますか。
山崎 後発品が数千品目にわたって、流通が止まっており、非常に困っている。もともと国は後発品にシフトしろという政策を進めてきたが、後発品の恒久的な安定供給体制をまったく考えていない。原薬を含めてすべて外国に依存している。結局のところ、日本の後発品メーカーは、粉末で輸入した原薬を製剤化しただけの町工場の延長みたいなものであって、後発品のサプライチェーンを外国に依存していたということが、大きな間違いだ。
経済的な意味合いだけで、単に先発品から後発品にシフトさせてきたというのは、厚生労働省の政策の大きな誤りだった。
──不採算品再算定の品目が2000品目に引き上がる。
山崎 原薬が入らないことによって、精神科でもかなり欠品がある。
有料会員限定
会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください
【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)
ログイン
会員登録