ヘルスケア×トレンド 持続可能性を探る
医師の閲覧で見えるeプロ、HPの「質」向上
ヘルスケア×トレンド 持続可能性を探る50
エス・マックス株式会社 ディレクター 薬剤師 三上彰貴子
2024年3月1日号
昨年末の24年度診療報酬改定の基本方針の発表から徐々に詳細な枠組みと点数が明らかになり、2年に1度盛んになる診療報酬、調剤報酬の改定セミナーの案内があちこちからくる時期になってきた。今回の改定に関して専門家ではないため詳細には触れないが、薬剤師として働くこともあるので調剤薬局について考えてみたい。
大枠ではあるが、おおよその調剤薬局でこれまで通りにしていると売上げ(利益)が下がる計算になるようだ。例えば、敷地内薬局の点数は大きく下がるため、その存続が懸念されている。しかし、患者にとって調剤薬局のなかでほぼ一番安い施設となる。患者が調剤薬局の特徴ごとに基本料が異なり、自己負担がそれぞれ違うことを知れば、敷地内薬局がある病院に並ぶ門前薬局のほうが遠いのに窓口での支払いが高い、ということで敬遠し、門前が危うくなってくることも考えられ...
昨年末の24年度診療報酬改定の基本方針の発表から徐々に詳細な枠組みと点数が明らかになり、2年に1度盛んになる診療報酬、調剤報酬の改定セミナーの案内があちこちからくる時期になってきた。今回の改定に関して専門家ではないため詳細には触れないが、薬剤師として働くこともあるので調剤薬局について考えてみたい。
大枠ではあるが、おおよその調剤薬局でこれまで通りにしていると売上げ(利益)が下がる計算になるようだ。例えば、敷地内薬局の点数は大きく下がるため、その存続が懸念されている。しかし、患者にとって調剤薬局のなかでほぼ一番安い施設となる。患者が調剤薬局の特徴ごとに基本料が異なり、自己負担がそれぞれ違うことを知れば、敷地内薬局がある病院に並ぶ門前薬局のほうが遠いのに窓口での支払いが高い、ということで敬遠し、門前が危うくなってくることも考えられる
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