Dear Tomorrow 新しいヘルスケアマーケティング
高齢者のがん薬物治療③
第127回 課題多く途上にある免疫チェックポイント阻害薬
ジョージメイスン大学大学院(バージニア州)パブリックヘルス専攻 堀玲子
2024年3月1日号
前回2月15日号では高齢者のがん薬物治療のうち、免疫チェックポイント阻害薬の効果的な使用に関する現状を紹介した。今回も引き続き、免疫チェックポイント阻害薬を臨床の場で使用する際の課題について整理していきたい。
前回は免疫チェックポイント阻害薬の選択肢が多い割には効果の出る患者とそうでない患者を見極めるエビデンスベースでの数字が少ないため、対象患者の選定や投与の辞め時に関して、医師が自ら情報を集積し、経験値を上げることが重要と指摘した。
これに加え、免疫チェックポイント阻害薬の情報について、病院間格差、都市部と地方の格差の問題が生まれてくると考える。ただ、「患者第一」の考え方からすれば、地方の高齢者にどう対応するかが大切で、それぞれの地方の中核病院が、医薬品の選択や対象患者のあり方を検討しなければならない。そのよう...
前回2月15日号では高齢者のがん薬物治療のうち、免疫チェックポイント阻害薬の効果的な使用に関する現状を紹介した。今回も引き続き、免疫チェックポイント阻害薬を臨床の場で使用する際の課題について整理していきたい。
前回は免疫チェックポイント阻害薬の選択肢が多い割には効果の出る患者とそうでない患者を見極めるエビデンスベースでの数字が少ないため、対象患者の選定や投与の辞め時に関して、医師が自ら情報を集積し、経験値を上げることが重要と指摘した。
これに加え、免疫チェックポイント阻害薬の情報について、病院間格差、都市部と地方の格差の問題が生まれてくると考える。ただ、「患者第一」の考え方からすれば、地方の高齢者にどう対応するかが大切で、それぞれの地方の中核病院が、医薬品の選択や対象患者のあり方を検討しなければならない。そのような
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