医薬経済オンライン

医療・医薬業界をさまざまな視点・論点から示すメディア

眺望 医薬街道

医薬品不足の最大原因は「共同開発」と「薬価制度」

近藤正觀

2024年3月1日号

 厚生労働省は2月9日、医薬品医療機器等法(薬機法)の改正に向けて、4月から厚生科学審議会・医薬品医療機器制度部会で審議することを明確にした。19年の改正薬機法の施行で、5年を目途に見直しを検討するとされていたことを受けてのものだ。  ここ3年間にも及ぶ医薬品の供給不足が、依然として解消されない事態が続いている。とくに去痰剤や解熱剤が不足している。子どもを持つ親にとっては深刻な問題だ。在庫のある薬局を探し回って悲鳴を上げている。医薬品は国民の健康にとって、なくてはならないもので、医師にとっても治療の最大の武器であったはずである。患者に安定供給されないのは異常事態だ。厚労省が手を拱いていたと言わない。だが、この事態は早急に解決されなければならない。  しかし、部会のとりまとめは12月を予定し、25年の通常国会を視野に進めるのだろ...  厚生労働省は2月9日、医薬品医療機器等法(薬機法)の改正に向けて、4月から厚生科学審議会・医薬品医療機器制度部会で審議することを明確にした。19年の改正薬機法の施行で、5年を目途に見直しを検討するとされていたことを受けてのものだ。  ここ3年間にも及ぶ医薬品の供給不足が、依然として解消されない事態が続いている。とくに去痰剤や解熱剤が不足している。子どもを持つ親にとっては深刻な問題だ。在庫のある薬局を探し回って悲鳴を上げている。医薬品は国民の健康にとって、なくてはならないもので、医師にとっても治療の最大の武器であったはずである。患者に安定供給されないのは異常事態だ。厚労省が手を拱いていたと言わない。だが、この事態は早急に解決されなければならない。  しかし、部会のとりまとめは12月を予定し、25年の通常国会を視野に進めるのだろう

有料会員限定

会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください

【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)

googleAdScence