NOTEBOOK-こぼれ話
武田薬品、“鬼門のCFO”後の栄転はあるか
2024年3月1日号
「CFOが『辞める』という噂はあったが、びっくりした」 武田薬品関係者が驚いたのは、2月1日発表の役員人事。日本事業を率いるジャパンファーマビジネスユニット(JPBU)プレジデントの古田未来乃氏(46)が4月1日付で急遽CFOに就任し、取締役に昇格する予定だと発表したからだ。 この人事、現CFOのコスタ・サルウコス氏が「母国オーストラリアに戻り、家族との時間を大切にしたい」と決断したことが背景にある。これに伴い、「飛び級人事」で要職を歴任し一部では次期トップ候補のひとりとも目される古田氏が、CFOと取締役をあてがわれた格好だ。 ただ、サルウコス氏の退任理由や、JPBUプレジデントの後任が「未定」という慌ただしさからも、クリストフ・ウェバー氏がCEO禅譲に向けて予め準備していた人事ではない、と見るのが妥当だ。しかもCFOは、武田薬品では“鬼門ポスト”と化している。 コスト...
「CFOが『辞める』という噂はあったが、びっくりした」 武田薬品関係者が驚いたのは、2月1日発表の役員人事。日本事業を率いるジャパンファーマビジネスユニット(JPBU)プレジデントの古田未来乃氏(46)が4月1日付で急遽CFOに就任し、取締役に昇格する予定だと発表したからだ。 この人事、現CFOのコスタ・サルウコス氏が「母国オーストラリアに戻り、家族との時間を大切にしたい」と決断したことが背景にある。これに伴い、「飛び級人事」で要職を歴任し一部では次期トップ候補のひとりとも目される古田氏が、CFOと取締役をあてがわれた格好だ。 ただ、サルウコス氏の退任理由や、JPBUプレジデントの後任が「未定」という慌ただしさからも、クリストフ・ウェバー氏がCEO禅譲に向けて予め準備していた人事ではない、と見るのが妥当だ。しかもCFOは、武田薬品では“鬼門ポスト”と化している。 コスト削減
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