九大発ベンチャーと組んだ日本曹達の「意気軒昂」
ナノ粒子で低分子医薬の開発を共同展開
2024年3月15日号
1月末、カセイソーダで知られる大手化学メーカーの「日本曹達」が、九州大学発ベンチャーの「SENTAN Pharma(センタン・ファーマ)」と資本業務提携をしたと発表した。
「昨今は曹達をソーダと正しく読んでくれない人が増えた」とこぼす人もいるように、日本曹達は1920年創業の老舗化学会社。日曹グループは終戦直後、GHQから財閥解体15社の1社に指定されたほどだ。戦後はカセイソーダや塩酸製品、合成樹脂、半導体向け材料、さらに殺虫剤、殺菌薬など幅広く化学原料を製造する大手化学メーカーである。
一方、センタン・ファーマは独自のナノ粒子・マイクロ粒子化技術を駆使して治療薬開発をめざすベンチャー企業だ。ナノ粒子といえば、1メートルの10億分の1の超微細粒子で、多くの企業が開発に鎬を削っている最先端の技術。そんな世界で同社はすでに食べられるナノ粒子「...
1月末、カセイソーダで知られる大手化学メーカーの「日本曹達」が、九州大学発ベンチャーの「SENTAN Pharma(センタン・ファーマ)」と資本業務提携をしたと発表した。
「昨今は曹達をソーダと正しく読んでくれない人が増えた」とこぼす人もいるように、日本曹達は1920年創業の老舗化学会社。日曹グループは終戦直後、GHQから財閥解体15社の1社に指定されたほどだ。戦後はカセイソーダや塩酸製品、合成樹脂、半導体向け材料、さらに殺虫剤、殺菌薬など幅広く化学原料を製造する大手化学メーカーである。
一方、センタン・ファーマは独自のナノ粒子・マイクロ粒子化技術を駆使して治療薬開発をめざすベンチャー企業だ。ナノ粒子といえば、1メートルの10億分の1の超微細粒子で、多くの企業が開発に鎬を削っている最先端の技術。そんな世界で同社はすでに食べられるナノ粒子「フー
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